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?A権利関係の事前の整理(権利関係の明確化、手続きの明文化等)
地方公共団体に著作権や使用権等の権利が帰属していない情報素材については、権利関係を整理した上で発信することが必要である。その際、次の事項について検討することが必要である。
・キャラクターのイラストやよく使われるキャッチコピー等の高い確度で利用が予想される素材については、事前に権利関係を明確にしておく。
・権利関係の整理に要する事務手続きが発生した場合には、手順や留意点をその都度明文化し、関係者間で共有化する。
・広報の印刷物を作成するなどの際には、契約書でインターネットで利用することに関して取り決めておく。
?B必要に応じて業者委託(シナリオ・コピー制作、デザイン制作等)
ホームページを見る人の評価軸としては、次のような項目が予想される。
○情報の内容の充実度
○デザイン・表現の美しさ
○検索機能やデータ量等のアクセス時の快適性
近年の情報技術の進歩により、マルチメディアコンテンツの制作作業が簡便にできるようになったことから、ホームページ企画担当者がシナリオライター・コピーライター・デザイナー等の制作に関するすべての役割をこなすケースも見受けられる。しかし、情報発信において重視すべきことは、第1に内容の充実であろう。そこで、状況によっては、デザイン・表現の美しさと、必要とする情報を容易に探し出せるようにする等のアクセス時の快適性の確保等については、業者委託することに関して検討する必要がある。
?C画面展開の階層構造の整理
ホームページは公開されてから後、定期的に画面の更新・追加が行われることが多いが、この作業量は時間が経過するほど増加していく。従って、最初にホームページを制作する際に、その後の画面更新のしやすさを念頭において画面間の階層構造を整理したり、構築済みのリンクリストを作成しておくことが有効である。
?Dホームページの検証・校正体制の整備
制作されたホームページの検証や細かな校正等においては、ケアレスミスや見落としなどが発生しないよう、階層構造を明確化すると共に、最終的な検証・校正に際にしては、次に示すようなルールづくりの検討が重要である。
・情報素材を提供した各担当部署で自らパソコン上で表現・動作の確認を行う。

 

 

 

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